7月の終わり、会計ソフトを開くと「未仕訳 449件」と出ていた。
1月から半年分、勘定科目を決めずにためてきた取引の山です。
この数字を見て、そっと画面を閉じたことはありませんか。

先に結論です。
この449件、AIに会計ソフトの画面を直接操作させて、0件にできました。
かかったのは実質1日強。
魔法のような話ではなく、待ち時間も間違いもありました。
その記録を全8回のシリーズで書いていきます。

① ChatGPTに聞くだけでは、なぜ終わらない?

AIに仕事を頼むというと、まずChatGPTが浮かぶと思います。
実際、勘定科目の質問には答えてくれます。
「ガソリン代の科目は?」と聞けば「車両費です」と返ってくる。

ただ、その答えを帳簿に入力するのは自分です。
449件あれば、449回入力することになる。
今回ほしかったのは「答え」ではなく「作業」でした。

② 画面を直接操作できるAIがある

質問に答えるだけでなく、パソコンの操作まで実行してくれるAIがあります。
今回使ったのは、Claude Code(クロード・コード)というツールでした。

Claude Codeとは。
パソコンの中で動くAIです。
ファイルを読み、ブラウザを開き、クリックや入力を自分で実行する。
指示の出し方はChatGPTと同じで、日本語の文章で書くだけです。

マネーフォワード クラウド確定申告とは。
個人事業主向けの会計ソフトです。
銀行口座やカードと連携して、明細を自動で取り込んでくれる。
ただ、明細に勘定科目を付ける「仕訳」は、人の作業として残ります。

この2つを組み合わせて、仕訳の作業そのものをAIにやらせてみました!
ChatGPTとClaude Codeの違いは、3つのAIの違いをまとめた記事にも書いています。

③ 実際にやらせたら、449件が0件になった

結果から書きます。
2日間(実質1日強)で、全口座の未仕訳が0件になりました!

口座作業前作業後
十八親和銀行23件0件
住信SBIネット銀行74件0件
楽天銀行110件0件
三井住友カード234件0件
請求書からの売上8件0件
合計449件0件

AIがやったことは単純でした。
明細を読み、勘定科目の候補を入れ、登録する。
これを繰り返して、2026年分の仕訳470件が帳簿に入りました。

正直に書くと、「あっという間」ではなかったです。
時間の半分は、画面の読み込みを待つ地道な戦いだった。
このあたりの泥くさい話も、シリーズの中で順に書いていきます。

④ ただし、そのまま任せると事故る

ここまで読むと「全部AIに任せられる」と見えますよね。
実際は、そうではなかったんです。

AIが付けた科目には、はっきり間違っているものもあった。
タクシー代が「雑費」になっていたり、AIには絶対に分からない明細があったり。
どこまで任せられて、どこから人の仕事なのか。
次回から、その中身をひとつずつ書いていきます。

まとめ

  • ChatGPT型のAIは答えをくれるが、帳簿への入力は自分の作業として残る
  • Claude Codeは画面を直接操作できるAIで、仕訳の作業そのものを実行できた
  • 未仕訳449件は実質1日強で0件になった。ただし人の確認は必須でした

この記事は、AIツールを実際の業務に使ってみた記録です。筆者は税理士ではありません。
記事中の勘定科目の扱いは筆者の判断によるもので、正しい処理はお近くの税理士にご確認ください。
個別の税務相談にはお答えできません。


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