AIのニュースは毎日大量に流れてきますが、正直、大半は小さな会社には関係ありません。
かといって全部無視すると、たまに「うちに直撃する話」を見逃します。
このシリーズでは毎月、長崎の中小企業に関係あるニュースだけを3つ選んでお届けします。
今月の3つ
- ChatGPTに「仕事を任せる」新機能Workが登場(事務仕事に効く話)
- 人と同じテンポで話せる音声AIが無料で使える(接客・電話に効く話)
- 国の「生産性向上支援センター」が本格始動(お金と制度の話)

① ChatGPTに「仕事を任せる」新機能Work
7月10日、ChatGPTを作っているOpenAIから「Work」という新機能が発表されました。
いままでのChatGPTは「質問すると答えてくれる」道具でしたが、Workは「完成形を伝えると、資料や表をそこまで作ってくれる」道具です。
メールやファイル置き場と連携して、決まった時間に自動で動かすこともできます。
で、うちに関係あるの?
あります。
これは当サイトでずっとお伝えしてきた「AIは個人で使うより業務に組み込むと効く」という流れが、本家の標準機能になったということです。
世の中が「AIに質問する」から「AIに仕事を任せる」へ移り始めた合図です。
まずは有料プラン利用者向けの提供ですが、月次の報告書づくりや定型資料の作成は、この方向でどんどん楽になっていきます。
② 人と同じテンポで話せる音声AI「GPT-Live」
7月9日(日本時間)、同じくOpenAIから新しい音声AI「GPT-Live」が発表されました。
これまでの音声AIには「こちらが話し終わるのを待ってから話す」ぎこちなさがありました。
GPT-Liveは聞きながら話せる方式で、あいづちや割り込みも含めて人間の会話にかなり近づきました。
無料プランでも軽量版が使えます。
で、うちに関係あるの?
すぐ業務の電話に置き換わるわけではありません(会社のシステムに組み込むための仕組みは未提供です)。
ただ、「電話予約の一次受け」「よくある問い合わせの自動応対」が実用になる日が近いことを示すニュースです。
いま試すなら、スマホのChatGPTアプリで話しかけて、接客の練習相手や運転中の調べものに使ってみるのがおすすめです。
この自然さを一度体験しておくと、来年以降の判断が変わります。

③ 国の「生産性向上支援センター」が本格始動
今年4月、全国47都道府県の「よろず支援拠点」の中に生産性向上支援センターが設置され、支援が本格化しています。
専門家が実際に会社を訪問して、業務の見直しからデジタル化・AI活用まで一緒に考えてくれる伴走型の支援で、費用は無料です。
長崎県にも拠点があります。
で、うちに関係あるの?
大いにあります。
「残業が減らない」「手作業を改善したいが手が回らない」という会社が対象で、複数回の訪問支援を無料で受けられます。
作成した計画書が、将来の補助金申請で有利に働く方向も検討されています。
補助金まわりの基本は長崎県の補助金でAI研修を受ける方法にもまとめています。
国の無料支援と民間(うちのような相談窓口)は併用できるので、使えるものは全部使いましょう。
まとめ
- ChatGPTは「質問する道具」から「仕事を任せる道具」へ。業務組み込みの流れが本流に
- 音声AIは無料で試せる自然さに到達。電話・接客の自動化は「そのうち」から「もうすぐ」へ
- 国の無料伴走支援が始動。長崎にも拠点あり、補助金との合わせ技も視野に
来月も月末に、「小さな会社に関係あるものだけ」を3つ選んでお届けします。
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まちのAI屋さん
